あの有名なヤマタノオロチも関係する?島根県にある須賀神社とは?
島根県の雲南市にある須賀神社というワードを聞いた事がある人も多いのではないでしょうか?
実は、須賀神社は数々の伝説・神話に登場する「須佐之男命」に関係する神社としてファンの間で有名になっています。
今回の記事では、島根県の須賀神社の情報をわかりやすくまとめてみました。
須賀神社は日本で最初の御宮
島根県雲南市大東町にある「須賀神社」は、日本最初の御宮です。
古事記によれば、ヤマタノオロチを退治した「須佐之男命」が妻である「稲田比売命」と一緒に住む土地を探してたどり着いた地だと言われています。
「清々しい気分になった」事から「須賀」という名前がつけられ、さらに宮殿を建てました。
これが、日本で初めての宮殿だった事から「日本初之宮」と呼ばれるようになります。
さらに、その際に須佐之男命が日本で初めて和歌を詠んだ事から「和歌発祥の地」にもなりました。
近年は強力なパワースポットとして人気に
伝説・神話と深い関わりがある須賀神社は、近年「パワースポット」として高い人気を集めています。
特に女性からの人気が高く、平日・休日を問わず、多くの方で賑わっています。
須賀神社は、古くから本社と奥宮の二宮詣りの習わしがあります。
厳かな雰囲気に包まれた奥宮には、大小3つの巨岩の岩倉があり、それぞれ須佐之男命と櫛稲田比売命、その御子神である八島野命の神霊が祀られています。
それぞれの神様に因んで、「良縁結び」「夫婦円満」「子授け」といったご利益を授けてもらえます。
悪切りの「御霊剣(ごほうけん)」
須賀神社には、一般的なお守り以外にも「御霊剣(ごほうけん)」と呼ばれる特別な授与品があります。
人は、どれだけ人事を尽くしても困窮したり、判断に迷うといったケースに陥る事も珍しくありません。
そんな時に助けてくれるのが御霊剣です。
困難に陥った時に、御霊験を開封する事により神様の力にすがる事ができます。
開封した際には、
「幸御霊(さきみたま)奇御霊(くしみたま)守り給へ 幸(さき)はへ給へ」
と12回唱えましょう。
その際に心に浮かんだひらめきが神様の声や導きだと言われています。
御霊剣は、一度開封すると御神霊はふたたび本社にお還りになられると言われています。
開封後は、須賀神社に行き新しい御霊剣を受け取らなければいけない事を忘れないようにしましょう。
アクセス
住所:島根県雲南市大東町須賀260
自家用車:三刀屋木次ICを降り県道24号線を松江方面に約30分
公共交通機関:JR松江駅より一畑バス「大東行き」に乗車し、須我バス停で下車し、徒歩3分
まとめ
須賀神社は、日本で初めて出来た宮殿です。
須佐之男命やヤマタノオロチといった有名な神様や伝説の生物に関係する神社でもあります。
海潮温泉や八俣大蛇公園といった観光名所からも近いので、旅行やパワースポット巡りにもピッタリです。