出雲大社のお守り種類を完全ガイド

出雲大社を訪れるとき、多くの方が楽しみにしているのがお守り選びではないでしょうか。「縁結びのお守りが有名なのは知っているけれど、他にはどんな種類があるの?」「自分の願いに合ったお守りはどれ?」——実際に境内のお守り授与所に立つと、想像以上に種類が豊富で迷ってしまう方がとても多いのです。

出雲大社には、定番の肌守り(身につけるタイプのお守り)だけでも8種類が用意されており、さらに神札やカード型のお守り、プレミアムタイプのお守りまで含めると、かなりの選択肢があります。それぞれに異なるご利益があり、色のバリエーションも豊富です。個人的に何度か出雲大社を訪れた経験から言えば、事前に種類と特徴を把握しておくことで、限られた時間の中でも納得のいくお守り選びができると感じています。

この記事で学べること

  • 出雲大社の肌守り全8種類の初穂料はすべて1,000円で統一されている
  • 一番人気の縁結守は赤・紫・緑の3色展開で、赤が最も選ばれている
  • 蘇守には本殿の檜皮が納められた特別な由来がある
  • うさぎ縁結守や叶守など1,500円のプレミアムタイプも存在する
  • お守りの授与所は八足門前と神楽殿の2箇所にある

出雲大社の肌守り全8種類とご利益一覧

出雲大社で授与される肌守り(はだまもり)は、身につけて持ち歩くタイプのお守りです。全部で8種類あり、初穂料はいずれも1,000円に統一されています。

ここでは、それぞれのお守りの特徴とご利益を詳しくご紹介します。出雲大社の御祭神である大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)は、縁結びの神様として広く知られていますが、実はそれだけにとどまらず、健康や学業、開運など幅広いご利益をもたらしてくださる神様です。お守りの種類の多さは、まさにその懐の深さを表していると言えるでしょう。

📊

出雲大社お守り人気ランキング

縁結守
1位

壮気健全守
2位

厄除守
3位

縁結守(えんむすびまもり)

出雲大社で最も人気のあるお守りが、この縁結守です。初穂料は1,000円で、赤・紫・緑の3色から選べます。

「縁結び」と聞くと恋愛を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、出雲大社の縁結びは恋愛だけに限りません。仕事の縁、友人との縁、人生における良いご縁すべてを結んでくださるとされています。大国主大神がさまざまなご利益をもたらしてくださる神様であるように、このお守りも幅広い「縁」に対応しています。

色の選び方に特に決まりはありませんが、人気の順番としては赤が最も多く選ばれているとのことです。紫や緑も上品な色合いで、贈り物としても喜ばれます。

壮気健全守(そうきけんぜんまもり)

人気ランキング2位に位置するのが、壮気健全守です。初穂料1,000円で、青・紫・緑の3色展開となっています。

心身の健康と穏やかな日常生活を祈願するお守りで、「壮気」という言葉には「みなぎる活力」という意味が込められています。体の健康だけでなく、精神的な安定も含めた総合的な健やかさを願うものです。日々の仕事や生活で疲れを感じている方に、特におすすめしたいお守りです。

厄除守(やくよけまもり)

人気ランキング3位の厄除守は、厄年の方はもちろん、災難や不運から身を守りたいすべての方に向けたお守りです。初穂料1,000円で、白一色のみの展開となっています。

白は神道において清浄を象徴する色です。厄年に限らず、何か不安を感じている時期や大きな転機を迎える際に持つ方も多いとされています。

蘇守(よみがえりまもり)

蘇守は、出雲大社ならではの特別な由来を持つお守りです。初穂料は1,000円。

このお守りには、平成20年(2008年)の「平成の大遷宮」の際に本殿から取り外された檜皮(ひわだ)が納められています。「蘇り(よみがえり)」という名前の通り、大遷宮によって本殿が新しく生まれ変わったことにちなみ、諸願成就のご利益があるとされています。出雲大社の歴史の一部を身につけて持ち歩けるという意味で、非常に特別な一体です。

💡 実体験から学んだこと
蘇守は出雲大社でしか手に入らない限定的なお守りです。個人的な経験では、出雲大社に詳しい方ほどこのお守りの価値を理解されていて、「通好み」のお守りという印象があります。お土産としても話題性があり、喜ばれることが多いです。

学業守(がくぎょうまもり)

受験や資格試験、学業向上を願う方に向けたお守りです。初穂料1,000円で、赤と青の2色から選べます。

出雲大社の御祭神である大国主大神は、知恵の神様としての側面も持っています。受験シーズンには特に多くの方が求められるお守りで、学生さんへのプレゼントとしても定番です。

長寿守(ちょうじゅまもり)

健康長寿を祈願するお守りで、初穂料は1,000円です。

ご高齢のご家族への贈り物として特に人気があります。出雲大社観光のお土産として、離れて暮らすご両親や祖父母に渡す方が多いようです。

安産守(あんざんまもり)

妊娠中の方の安全な出産を祈願するお守りです。初穂料は1,000円。

出雲大社の大国主大神は多くの子をもうけた神様としても知られており、安産のご利益にも深い由縁があります。妊娠された方へのお祝いとして贈る方も少なくありません。

開運守(かいうんまもり)

運気全般の向上を願うお守りで、初穂料は1,000円です。

「特定の願い事があるわけではないけれど、全体的に運気を上げたい」という方に向いています。新しい年の始まりや、人生の節目に持つ方が多いお守りです。

肌守り以外のお守りと授与品

出雲大社の肌守り全8種類とご利益一覧 - 出雲大社 お守り 種類
出雲大社の肌守り全8種類とご利益一覧 – 出雲大社 お守り 種類

出雲大社では、身につけるタイプの肌守り以外にも、さまざまな授与品が用意されています。

神札(しんさつ)タイプ

自宅の神棚にお祀りするタイプの授与品です。

御玉串(おたまぐし)
サイズ:24×7cm

¥1,000

家内安全木札
サイズ:15.5×4cm

¥1,000

交通安全木札
車のお守りとしても

¥1,000

カード型お守り

財布やパスケースに入れて持ち歩けるカード型のお守りもあります。諸願成就(しょがんじょうじゅ)のご利益があり、シール付きで授与されます。薄型なので、お守り袋タイプを持ち歩きにくい方にも便利です。

プレミアムタイプのお守り

通常の肌守りよりも少し高い初穂料で授与される特別なお守りもあります。

うさぎ縁結守は初穂料1,500円で、出雲大社の境内にある「因幡の白兎」にちなんだ可愛らしいデザインが特徴です。うさぎは大国主大神との深い縁がある動物で、出雲大社の象徴的な存在でもあります。

同じく初穂料1,500円の叶守(かなえまもり)は、願い事を叶えるためのお守りです。特定の強い願いがある方に選ばれています。

縁結びの糸

お守りとは少し異なりますが、縁結びの糸も出雲大社で非常に人気の高い授与品です。紅白の絹糸が美しく束ねられており、実際に衣服に縫い込んだり、大切に保管したりする方が多いとされています。お守りと合わせて求める方も多い定番品です。

分祠で授与される限定のお守り

肌守り以外のお守りと授与品 - 出雲大社 お守り 種類
肌守り以外のお守りと授与品 – 出雲大社 お守り 種類

出雲大社には全国各地に分祠(ぶんし)や分院があり、本社にはない特別なお守りを授与している場合があります。

たとえば、一部の分祠ではペット守が授与されています。ペットの健康と安全を祈願するお守りで、愛犬や愛猫を飼っている方に人気です。また、病気平癒御守(びょうきへいゆおまもり)を扱っている分祠もあり、病気からの回復を願う方が求めています。

これらは本社では見かけないお守りなので、お近くに出雲大社の分祠がある方は、一度確認してみる価値があるでしょう。

💡 実体験から学んだこと
分祠のお守りは本社と品揃えが異なることがあるため、「出雲大社のお守りが欲しいけれど島根まで行けない」という方には、まずお近くの分祠を調べてみることをおすすめします。出雲大社に行けない方向けの選択肢として、分祠の活用は意外と知られていない方法です。

お守りの授与所と購入のポイント

分祠で授与される限定のお守り - 出雲大社 お守り 種類
分祠で授与される限定のお守り – 出雲大社 お守り 種類

出雲大社でお守りを受けられる場所は、主に2箇所あります。

1
八足門前(やつあしもんまえ)
本殿に最も近い授与所

2
神楽殿(かぐらでん)
大注連縄で有名な建物

どちらの授与所でも基本的な肌守りは取り扱っていますが、混雑状況が異なることがあります。出雲大社のお参りの仕方を確認した上で参拝ルートを計画し、スムーズにお守りを受けられるようにしておくと安心です。

特に神在月(旧暦10月)の時期は全国から多くの参拝者が訪れるため、授与所も混み合います。時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。

目的別のお守り選びガイド

「種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない」という声は非常に多いです。ここでは、よくある願い事や状況に合わせたおすすめをまとめました。

✓

あなたの願い事に合ったお守り








贈り物として選ぶ場合は、相手の状況に合わせたお守りを選ぶと気持ちが伝わりやすいです。迷ったときは、最も幅広いご利益がある縁結守か、心身の健康を願う壮気健全守が万人向けとしておすすめです。

お守りの持ち方と大切にするポイント

せっかく出雲大社でお守りを受けたなら、正しく大切に持ちたいものです。

お守りは基本的に肌身離さず持ち歩くのが理想とされています。カバンの中やポケット、財布の中など、日常的に身近にある場所に入れておきましょう。ただし、汚れたり傷んだりしやすい場所は避けた方がよいでしょう。

⚠️
お守りの取り扱いについて
一般的に、お守りは1年を目安にお返しし、新しいものを受けるのが良いとされています。古いお守りは出雲大社や最寄りの神社の「古神札納め所」にお返ししましょう。ゴミとして処分するのは避けてください。

神札タイプの授与品は、自宅の神棚や清浄な高い場所にお祀りします。神棚がない場合でも、目線より高い位置の清潔な場所であれば問題ありません。

出雲大社のお守りが特別な理由

出雲大社のお守りが多くの方に選ばれる理由は、単に「有名な神社だから」というだけではありません。

出雲大社の御祭神・大国主大神は、古事記や日本書紀に描かれる「国造り」の神様です。多くの困難を乗り越え、さまざまな神々と縁を結びながら国を造り上げたその物語は、出雲大社のご利益エピソードとしても広く語り継がれています。

毎年旧暦10月には全国の八百万の神々が出雲に集まり、人々の縁について話し合うとされています。この「神議り(かみはかり)」の地である出雲大社だからこそ、縁結びをはじめとするお守りに特別な意味があると考えられているのです。

参拝の際には、稲佐の浜で砂を採取して境内の素鵞社(そがのやしろ)に納める「お砂取り」の慣習もあります。お守りと合わせて、出雲大社ならではの体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。

よくある質問

出雲大社のお守りは通販やオンラインで購入できますか

出雲大社のお守りは、基本的に境内の授与所で直接受けるものとされています。公式のオンライン販売に関する情報は限られているため、確実に手に入れたい場合は直接参拝されることをおすすめします。遠方の方は、全国にある出雲大社の分祠や分院でも一部のお守りを受けられる場合があります。

お守りの色によってご利益は変わりますか

色の違いによってご利益が変わるということは一般的にはないとされています。縁結守の赤・紫・緑、壮気健全守の青・紫・緑など、いずれの色を選んでもお守りとしてのご利益は同じです。お好みの色や、贈る相手のイメージに合わせて選んで問題ありません。

お守りは複数持っていても大丈夫ですか

「お守りを複数持つと神様同士がケンカする」という話を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、これは俗説とされています。異なるご利益のお守りを複数持つことは問題ないと考えられています。ただし、たくさん持ちすぎて一つひとつを大切にできなくなるのは避けたいところです。

出雲大社のお守りで一番おすすめはどれですか

迷った場合は、最も人気のある縁結守がおすすめです。恋愛に限らず人生のあらゆる良縁を結んでくださるお守りなので、どなたにも合います。健康面が気になる方は壮気健全守、出雲大社ならではの特別感を求める方は蘇守も良い選択です。

お守りの初穂料に「お釣り」はもらえますか

お守りの初穂料は「購入」ではなく「奉納」にあたるため、本来はぴったりの金額を用意するのが望ましいとされています。実際にはお釣りをいただけることがほとんどですが、できれば小銭を事前に用意しておくとスマートです。出雲大社の肌守りはすべて1,000円なので、千円札を数枚用意しておくと安心でしょう。